はなみずき皮ふ科、皮膚科、小児皮膚科、桑名市伝馬町、JR益生駅はなみずき皮ふ科はなみずき皮ふ科

一般皮膚科

誠心誠医、お肌と向きあう

皮膚は「人体最大の臓器」と言われ、皮膚疾患は命にかかわることは少ないものの、生活の質(QOL)に大きく影響します。
また皮膚は「内臓を映す鏡」とも言われ、皮膚の症状は時に癌や糖尿病などの内科疾患が関連していることがあります。
ご自身や大切なご家族のお肌の悩みについて、些細なことでもどうぞお気軽にご相談ください。また、正しい診断や日常のケアのため生活歴をお尋ねする場合がありますがご協力お願いいたします。お一人おひとりの症状、生活パターンに沿った最適な治療をご提案いたします。

対象となる主な疾患


● じんましん

皮膚の一部が虫刺されのように赤く盛り上がり、しばらくすると消えるのが特徴です。多くは痒みを伴います。じんましんの原因は、食べ物や内服薬、細菌やウイルスの感染など様々です。検査としては皮内反応や血液検査IgE RAST法、一般血液検査などを行います。しかしながら原因が特定できないことも少なくありません。
じんましんの治療には、抗ヒスタミン薬などを使います。薬を内服すると多くの方は数日で症状が治まりますが、医師の指示に従って服用を続け、少しずつ薬を減らしていくことが大切です。

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● 水虫 爪水虫

水虫は白癬菌(はくせんきん)という真菌(カビ)によって生じる感染症です。この白癬菌が足の裏や指の間などに感染して、ジクジクしたり、痒みが出てきます。足や爪以外に頭や体などの部位にも症状が出る場合があり、痒みがないこともあります。
水虫の治療には一般に抗真菌薬が使われ、外用薬と内服薬があります。内服薬は肝機能障害を起こすことがあるため、定期的に血液検査をしながら治療をすすめます。

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● にきび

にきびの直接的な原因は、皮脂の過剰な分泌と毛穴の詰まりです。過剰に分泌された皮脂が毛穴に溜まり、面皰(めんぽう)という状態になります。この毛穴に溜まった皮脂を栄養源にして、にきびの元となるにきび菌は増殖していき、症状を悪化させます。にきびは顔だけではなく、首や胸、背中にも発症します。
大人のにきびは、ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足、紫外線、ストレスや生活環境など、いろいろな要因が複雑に絡み合ってできることが多くあります。
当院では症状に合わせて出来るかぎり保険診療で治療し、自由診療を用いた方がより効果的な場合はそちらをご提案するなど、それぞれに合わせた最適な治療法をご提案いたします。

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● イボ 水イボ タコ ウオノメ

イボ(尋常性疣贅)はヒトパピローマウイルスというウイルスが皮膚の小さな傷から侵入して感染します。治療として液体窒素を用いた冷凍凝固療法や、全身の免疫を賦活する働きがあるとされるヨクイニン(漢方薬)内服を行います。
水イボは伝染性軟属腫ウイルスの感染が原因で、就学前の5~6才をピークに小さな子どもに多くみられる疾患です。人から人への直接的な接触や、掻くことによって自分自身の皮膚に広がったり、タオルの共有、プールのビート板等でうつることが多いようです。水いぼは無治療でも自然治癒する場合があります。しかし、無治療で様子をみている間にどの程度まで悪化するのか、治るまでにどのくらいかかるのかは個人差があります。治療としてはピンセットを用いてひとつずつ摘み取ります。強い痛みを伴うため、当院では治療方針を保護者の方と相談のうえ決定していきます。
タコ・ウオノメは、足の特定の場所に継続的に圧力がかかって発症します。合わない靴や足の骨の形、歩き方など様々な要素が関係していると考えられています。治療としては、スピール膏やメス、ハサミやニッパーなどを用いて患部を削ります。

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● とびひ

とびひは、皮膚への細菌感染によって発症し、接触によってうつる疾患です。
火事の飛び火のようにあっと言う間に広がる様子から「とびひ」と呼ばれます。
特にアトピー性皮膚炎の患者さんは、皮膚のバリア機能が低下しているため、とびひにかかりやすく要注意です。
とびひの治療には、主に抗菌薬を用います。また、必要に応じて抗ヒスタミン薬や亜鉛華軟膏なども使用し、痒みや炎症を抑えます。

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● 疥癬(かいせん)

人の皮膚に寄生し卵を産むダニ(ヒトヒゼンダニ)による感染症です。全身の皮膚に赤いブツブツが多数できて非常に強いかゆみを伴います。指間、手や手首、わき、陰部に症状が現れるのが特徴です。肌が直接触れあうことで感染するだけでなく、寝具などを介しても感染します。
治療としてはイベルメクチンという内服薬を使用します。

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● アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、痒みを伴う湿疹を慢性的に繰り返す皮膚疾患です。
原因はまだはっきりとはわかっていませんが、遺伝的な体質に環境要因が影響して発症すると考えられています。多くの患者さんは、皮膚が乾燥しやすい素因(ドライスキン)とアトピー素因(アレルギーを起こしやすい体質)を併せもっています。
当院では日本皮膚科学会のガイドラインに基づき、お一人おひとりの症状に合わせた標準治療を行います。また、アトピー性皮膚炎の重症度の評価に有用な血液検査(TARC)により他覚的に評価しながら治療方針を決めていくことも大切です。最近ではステロイド以外の外用薬や注射薬なども登場し、治療の選択肢が増えています。

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● やけど(熱傷)

熱湯や油などの熱により皮膚の損傷が起こる病気です。 湯たんぽなどでじわじわと皮膚に損傷を及ぼす低温熱傷もあります。やけどした部位には発赤、腫れ、水ぶくれ、痛みが現れます。やけどの深さによって1度、2度、3度の熱傷に分類されます。やけど直後は深さの判断ができない場合が少なくありません。

やけどの応急処置

まずは衣類の上から水道水で15分~30分間冷やしてください。それにより、痛みや熱傷の広がりを抑えることができます。熱傷の範囲が広い場合や水ぶくれが生じた場合は早めに医療機関を受診してください。

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● 乾癬(かんせん)

皮膚が赤く盛り上がり、銀白色のフケのようなものがポロポロとはがれ落ちるのが、特徴的な症状です。主に頭、背中、臀部、肘など衣類と擦れたり外的刺激が多い部位にみられますが、全身の皮膚におよんだり、爪の異常がみられることもあります。
皮膚の症状だけでなく、関節に腫れや変形、痛みなどの症状がみられることもあり、乾癬が皮膚だけの病気ではないことがわかってきています。治療は、外用薬、内服薬、紫外線照射がありますが、最近では注射薬など新しい治療が次々と開発されています。

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● 帯状疱疹

体の片側に痛みを伴う”赤いぶつぶつ”や”水ぶくれ”ができる病気です。子供の頃に感染した水ぼうそうのウイルスは神経にずっと潜んでいますが、免疫力が落ちたときに再活性化することが原因とされています。治療としては抗ウイルス薬をなるべく早く内服、重症の場合は点滴投与することが大切です。日常生活では、栄養と睡眠を十分とり、過度の疲労やストレスを避ける様に心がけましょう。適度の入浴は痛みを和らげるとも言われています。痛みを我慢すると帯状疱疹後神経痛が残りますので、痛みは我慢せず申し出てください。
厚生労働省より、50歳以上の方に対する帯状疱疹の予防を目的としたワクチン接種が承認されました。当院でも行っております。

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● 円形脱毛症

円形脱毛症はコインのように円く脱毛する単発型が基本ですが、一ヵ所と限らず多発することもあります。ストレスなどによって発症する自己免疫疾患説(自身のリンパ球が、自分の毛根を攻撃してしまう)が提唱されています。
円形脱毛症には、甲状腺疾患、尋常性白斑、SLE(全身性エリテマトーデス)、関節リウマチなどの自己免疫性疾患を合併することもあります。急速に進行する場合は採血検査をして原因を検索します。
日本皮膚科学会の円形脱毛症診療ガイドラインに沿って、​病気が始まってからの期間と脱毛面積に応じて治療法を相談していきます。

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● とこずれ

寝たきりの状態や長時間車いすに座り続けることにより血液の流れが悪くなり、皮膚が赤くなったり皮がむけたりかさぶたができる病気です。
多様な要因が複合的に関与して発生するため、単に傷を治療すればいいわけではありません。生活や療養環境、栄養状態、心機能を含めた内臓機能、血管病変など血液循環、皮膚局所の状態などを評価し、治療を行わなければなりません。ご家族や介護者がケアを継続できるかどうかということもとても重要な要素になります。日常生活の中で無理なく行える方法を相談していきましょう。

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● 多汗症

手のひらや足のうら、わきの下などにたくさんの汗をかき、日常生活に支障をきたす病気です。全身の発汗が多くなる場合は内科的な問題(甲状腺の病気、糖尿病、悪性リンパ腫、膠原病など)の場合もあります。治療にはボトックス注射や手術療法などもありますが、当院ではエクロックゲル(腋窩多汗症に対し保険適応あり)や塩化アルミニウムによる外用薬を中心に行います。また、副作用(口渇、便秘、排尿障害、眼調節障害など)に注意をしながらアセチルコリンという神経伝達物質を抑制する抗コリン剤(プロバンサイン)の内服処方を行います。

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● 脂漏性皮膚炎

皮脂の分泌が多い部位にふけや赤みを生じる病気です。

乳児型 生後2~4週頃から頭部や眉毛、おでこ、耳に黄色いかさぶたが付着し、ときに赤くなります。多くは生後8~12ヶ月で自然に治まってきます。
成人型 主に20代~40代に多く発症。皮膚が大きなフケのようにはがれ落ちます。皮脂分泌の多い人にみられやすく、慢性かつ再発性です。皮脂分泌機能の異常や、マラセチアという皮膚の常在菌の関与が考えられています。

治療にはマラセチアに対する抗菌作用のある外用薬(抗真菌薬)やステロイド外用薬を用います。

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● 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

手のひらや足のうらに、水ぶくれやうみ(膿疱:のうほう)がくり返しできる病気です。膿疱の中に菌は入っていないため、人に感染することはありません。
明確な原因はわかっていませんが、虫歯、歯周病などの体の一部で感染が生じることや金属アレルギー、喫煙などが関連しているとされています。治療はまず原因と考えられる感染部位の治療や、禁煙などの生活習慣の改善をすることが重要です。症状を抑えるためには、ステロイド外用薬や活性型ビタミンD3外用薬の塗布、光線療法などを行います。また重症例では近年、生物学的製剤を使用することができるようになりました。その場合は関連病院へのご紹介となります。

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